世界中で様々な人が暮らしている。海、砂漠、山、都市、様々な土地や気候がある。様々な宗教がある。ダンスは、土地や人間とどうつながっているのだろう。

今まで旅をして心に残った場所や、日ごろから気になっている土地と自分と踊りの関わりを、日々探っていきたいと思います。

　世界の踊りと人々

「日本」
言霊。八百万の神様。太陽。雨。のんびり。日本で生まれ育ったわたしにとってはもっとも気になる場所です。

「中央アジア、コーカサス、トルコ」
スーフィーやカタック、ラジャスタンダンスに見られる旋回、哀愁ただよう、せっぱ詰ったトルコの音楽。ミズマールの音が聞こえるとわくわくします。はるか昔のシルクロードと日本のつながり、何か心の奥底に響くものがあります。
印象的なのがコーカサス周辺に見られるステップ、男性のおおいかぶさるような手、腕の置き方。これらは男女の違いを感じさせます。男性の対極としての女性がどうあるのか。イスラム圏へ訪れて以来、意識するようになりました。

「アメリカ・アリゾナ、ニューメキシコ」
赤い土、大地、青い空、風とひかり。太陽のちからを感じさせます。一方で枯れた木に宿るちから強さもある。この土地は、いつもわたしに大きなインスピレーションと興奮、また同時に落ち着きも与えてくれます。

（写真左）2004年に訪れたアリゾナ州・セドナ
（写真右）同じく2004年、セドナ。岩の上でしばしお昼寝しました。